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「利益は走らせ、損失は早めに切れ」:賢い投資の秘訣

投資の世界には色々な格言がありますが、「利益は走らせ、損失は早めに切れ」というのは、特に重要な教訓を含んでいます。昔の自分に最も言い聞かせたいのがこの格言です(笑)この格言は、投資で成功するためのシンプルだけど強力な戦略を教えてくれるんです。では、この格言が意味するところを解説していきましょう!

利益は走らせる:お金にもっとお金を稼がせよう!

「利益は走らせる」とは、投資で利益が出ている時は、そのポジションを保持し続けてさらに利益を増やすことを意味します。

たとえば、あなたが個別企業の株式を買って価格が上がり始めたら、すぐに売るのではなく、もう少し保持してさらに価格が上がるのを待つという戦略です。

投資で利益が出ているってことは、あなたの投資判断が正しかった証拠。市場の動きがあなたの予想通りに進んでいるわけです。この方法により、小さな利益に満足するのではなく、大きな利益を目指すことができます。

ただし、自分の決めたルールに従って売買することの方が大切です。もしあなたが、「買値から15%上昇したら利益を確定させる」といったルールを決めているのであれば、欲張らずに含み益が15%を超えた時に利益を確定させることが正解だと言えます。

損失は早めに切れ:小さな損失で止めよう!

一方で、「損失は早めに切れ」とは、投資で損失が発生している場合には、早めにそのポジション(損失が出ている金融商品)を売却して損失を最小限に抑えるべきだというアドバイスです。

損失が出ているポジションは、市場の動きが予想と異なるというサイン。そのまま持ち続ければ、さらに損失が膨らむ可能性があります。

人間は一度投資をすると、損を認めたくないという心理が働きがちですが、この格言はそういった感情に流されずに、冷静に小さな損失で手を引くことの重要性を教えてくれます。損失を「早めに切る」ことで、大切な資金を守りつつ、次のチャンスに備えることが出来るようになります。

「利益は走らせ、損失は早めに切れ」を実践するコツ

実は、この戦略を実践するのは、感情が絡むとなかなか難しいんです。

「もうちょっと待てば利益が増えるかも」とか、「もう少しで回復するかも」といった「かも」に賭けてしまうことが多いから。特に損失が出てしまって放置していると更に損失が拡大してもはや手が付けられなくなるというのは良くあることです。私もたくさん経験しています(泣)

損切りすることはとても勇気がいります。損切りした瞬間に損失が確定するためです。でも、そこで冷静になって、あらかじめ決めていた戦略に従うことが、長期的に見て成功への鍵です。損失を最小化して資産を守ることが長期的にみた資産形成に大きく貢献するんです。

この相場格言を実際に投資で活かすには、ちょっとしたコツが必要です。

1.目標を設定する

まず大切なのは、あなたの投資に目標を設定すること。特に特定企業の個別株に投資する場合、利益が出たらどの程度のところで売るのか、損失が出たらどこで切るのか、基準を持つことが大切です。これがあることで、感情に流されずに冷静な判断が可能になります。

2.損切りラインを決める(最重要!)

投資する前に、「もしこの金額まで損失が出たら売る」という損切りラインを決めておきましょう。これは、あなたが許容できる損失の最大値です。このラインがあることで、大きな損失を避けることができます。

この損切ラインの設定が最も大切なポイントだと言えます。

投資で成功している賢人達は皆、利益の最大化よりも損失の最小化を重視しています。たとえ利益を逃したとしても、投資元本が残っていればいつでも利益を狙いにいけますが、投資元本を大きく減らしてしまうとそこから大きな利益を獲得することはかなり難しくなってしまうからですね。

今はほとんどの証券会社で逆指値という注文方法があります。これを使えば、例えば「1,000円で買った銘柄の株価がもしも930円以下になったら売りに出す」といった注文を出すことが可能です。

逆指値のイメージ図

個別株を買った後にすぐさま逆指値で売り注文を出しておけば、自分の予想に反して株価が下がったとしても、感情に左右されずに早いタイミングで損失を確定して損失を抑えることが可能となります。

損切になったとしても落ち込まずに、次の投資チャンスに備えて資金を守ることが出来たと考えるようにしましょう♪(自分にも強く言い聞かせています泣)

3.利益が出たら再評価する

利益が出ているときは、その利益をどこまで伸ばせるかを考えましょう。

しかし、保有している金融商品が個別株の場合はただひたすらに保持し続けるのではなく、市場の状況を見ながら定期的にポジションを再評価することが大切です。市場の動きに合わせて、利益確定のタイミングを見極めましょう。

先ほどご紹介した逆指値注文は利益が出ているポジションに対しても有効です。既に含み益がある場合、そこから何%下落したら利益を確定させるといった使い方が可能になります。こうすることで、予想に反してその後も株価が上昇すればその銘柄を手放さずに株価上昇の恩恵を受けることが出来ます。

利益が出ている時の逆指値イメージ図

4.情報を常にアップデートする

市場は常に変動しています。最新の情報を得ることで、より良い投資判断が可能になります。ニュースや分析レポートなどをチェックし、自分の投資戦略を常にアップデートしましょう。投資を始めるとニュースを見る目が変わってきます。政策金利の動向、雇用統計や景気動向など色々なことが株価に影響を与えていることが分かります。

ただなかなか取っつきにくいから苦手だなぁと思ったら、まずは投資信託はETFといった比較的難易度の低い金融商品から投資を始めてみると良いと思います。金融商品の基礎的な内容は以下の記事でも触れていますので良かったら御覧ください♪

happy-happylife.hatenablog.com

投資信託を選ぶ際にはいくつか注意をした方が良いポイントがあります。特に利回りと信託報酬です。あまり意識していないポイントですが、新NISAを活用した長期投資の場合、少しの差が資産形成に影響を及ぼします。良かったら以下の記事も参考にしてみてください♪

happy-happylife.hatenablog.com

5.感情に振り回されない

投資は感情をコントロールすることがとても重要です。欲や恐怖に基づいた決断は、しばしば誤った結果を招きます。

ぶっちゃけ私は個別株の短期トレードで良くこれをやってました。。。負けを取り返そうとしてより大きな金額を突っ込んで損失を拡大しちゃう一番ダメなパターンです(笑)あと買おうと思っていた銘柄が買いポイントまで下がってきたら投資しようと計画していたのに、そこまで下がらずに大きく上昇してしまい、慌てて買ったところが天井でその後また下がってしまうパターンですね(泣)

冷静さを保ち、計画に基づいて行動しましょう。「損切ラインを決める」でもお話した逆指値注文方式は感情に左右されずに淡々と損切りが出来るのでうまく活用しましょう。特に変動が大きい個別株の場合、損切は決して悪ではなく、自分の資産を守るための正しい判断だったと思うことがキーです。

投資の成功への鍵

いかがだったでしょうか?この相場格言は、投資で成功するための基本的な原則を示しています。利益が出ている時は、それを最大限に伸ばし、損失が出ている時はすぐに損切りをすることで、長期的に資産を増やしていくことができます。新NISAが始まって投資を始める方が増えています。今回の相場格言を頭の片隅においておくと資産形成に役立つかも知れませんね♪

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