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30年間の軌跡!米国株価指数の圧倒的な強さ

米国の株式市場は世界経済のバロメーターとされ、NASDAQ 100指数(NDX)、S&P 500指数(SPX)、ダウ・ジョーンズ工業平均(DJI)はその先導役を担っています。新NISAが始まり米株投資を検討される方が増えています。そこで過去30年間の三つの指数のパフォーマンスを比較しました。

過去30年間の大波乱

先に挙げたこれら三つの指数は、異なる産業セクターの代表格であり、過去数十年にわたる経済の変遷を映し出しています。三つの指数についてもう少し知りたい方は、過去記事で取り上げていますので参考にされてみてください♫

happy-happylife.hatenablog.com

今から30年前に目を向けると、株式市場は数多くの経済サイクルと大きな試練を経験してきました。2000年以降に代表的指数であるSPXが30%以上も下落した大暴落は3回ありました。それぞれみていきましょう。

ITバブル崩壊:2000年代

1990年代はインターネットとデジタル技術の革新が加速し、多くのテクノロジー関連のスタートアップが誕生しました。これらの企業に対する期待は極めて高く、株式市場では投機的な泡(バブル)が形成されました。ただ2000年に入ると、多くの企業が高い評価額に見合う利益やビジネスモデルを持っていなかったことが明らかになり株価は急落しました。多くのインターネット企業が倒産し、数年間にわたる株式市場の低迷期に入りました。

リーマンショック:2008年

2000年代に入り、アメリカの不動産市場は急速に拡大しました。多くの金融機関は、信用リスクが高いサブプライムモーゲージを含む複雑な金融商品を作成し、これらを世界中の投資家に販売しました。2007年に不動産バブルが崩壊し始め、サブプライムローンを多く抱えていた金融機関が巨額の損失を出し始めました。状況は2008年に悪化し、2008年9月に大手投資銀行のリーマン・ブラザーズが破綻しました。リーマン・ブラザーズの破綻は、世界的な金融危機の引き金となりました。これにより、多くの金融機関が破綻または政府によって救済され、世界経済は大不況に陥りました。

コロナショック:2020年

2019年末に中国で最初に報告された新型コロナウイルスは、2020年初頭に世界的なパンデミックに発展しました。世界中でロックダウンや旅行制限が実施され、経済活動が大きく制約されたことは皆さんの記憶にも新しいことだと思います。株式市場はパニックに陥り、2020年3月には株価が暴落しました。

あらゆる危機を乗り越えてきた米国株価指数

それではこうした危機の中で実際に三つの株価指数がどう動いたのか、30年間のチャートをみてみましょう。青い線がNDXオレンジがSPX緑がDJIの推移を表しています。全ての指数が三度の大暴落を乗り越えて、最高値水準に達していることがお分かりいただけるかと思います。もし30年前に買って放置していればいずれの指数であっても10倍になっていますね。その中でも特にNDXは突出した高いパフォーマンスを叩き出しています。なんと43倍になっていますね。私は新NISAでNASDAQに投資していますが、その理由は、NDXは過去30年間の三度の危機のいずれの期間においてもSPXやDJIを下回ったことがないからです。特に2000年代のITバブル崩壊時ですらNDXがSPXやDJIを上回っていた点は注目すべき点かと思います。

まとめ

過去30年間の株式市場のパフォーマンスを振り返ることで、投資家は時代の変化に適応する方法を学び、将来の戦略を練ることができます。ITバブルの崩壊、金融危機、そしてパンデミックは、市場が常に変動していて、不確実性に満ちていることを思い出させてくれますね。しかし同時に、テクノロジーの力強い回復と成長は、将来への投資において大きな可能性を秘めていることも示しています。皆さんと一緒に歴史から学び、未来を見据えて資産形成出来れば良いなと思います♪

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